昨今テクノロジーの進化と共にあらゆる業界が様々なテクノロジーを導入することが当たり前となってきました。そんな中でも今回は観光業の旅行とAIとの関わりについて解説しつつ、どのようなサービスがリリースされているのかを簡単にご紹介します。
この記事を読むことで
- 旅行業界においてAIの活用方法が見えてきます。
- 新たな発見があるかもしれません
- 旅行に行く際のAI活用の参考になること間違えなしです。
それでは見ていきましょう。
AIが旅行に関わる機会が増えた
AI(人工知能)という言葉が少しずつ世の中に出回って、今ではほとんどの人が何らかのA普段の生活の中でAIを使う時代になりました。とはいえ、AIはまだまだこれからの技術です。これから益々AIを活用したサービスがリリースされることは論を要しません。
2019年にはサービスが増加する可能性あり
観光業にAIを取り入れる流れは、これから益々加速していくことは間違えないでしょう。観光業と聞いて具体的なAI活用事例を思い浮かべることは、今はなかなか難しいかもしれませんが、今現在も観光業によるAI活用は広まっています。
観光業のAI活用の特徴
観光業においてのAI活用にはいくつか特徴があります。どういったものがあるか見ていきましょう。
チャットボット
特徴の1つ目はチャットボットとしての活用です。チャットボットを使うことによって、サービスの提供側と利用者側双方にメリットがあります。
提供者側となるホテルなどの観光施設運営をさてている方々には、AIチャットボットを活用することによって、一番のメリットは「業務の効率化」です。
利用者の些細な質問に対しても、電話対応や窓口対応をしていると業務効率が悪くなっていますが、チャットボットを導入することで、利用者は気軽にチャットボットを使用することで問題を解決できるため、運営側の労力削減が図れます。
利用者側は、チャットボットサービスがあることで、「わざわざ聞くまでのことじゃ…」というような質問でもチャットボットであれば相談しやすいという利点があります。また、言語の壁を越えて対応することができるという点も外国人利用者にとっては使い勝手が良いでしょう。
外国人対応
特徴の二つ目は、「外国人対応」です。上記のチャットボットもそうですが、AIを活用することで、マルチリンガルなサービススタッフがAIによって作り上げられます。この後紹介するサービスの「AIさくらさん」なんかがこれに当たります。
よく、ショッピングモールなどで、モール内に何か所か電子案内板が設置されていますが、現在ではまだ、AIが導入されているものはあまり多くないでしょう。
その電子案内板の中にAIが搭載されることによって、利用者が質問を投げかけると返答してくれるものがあります。
案内スタッフがAIに置き換わることでコストが削減され、外国人対応も進展していくこととなるでしょう。
スマートフォン/アプリケーション活用
3つ目の特徴は、「スマートフォンアプリ」です。少し前ですが、スマートフォン普及に伴い、インターネットの利用者割合は20017年の数字で13歳から59歳にかけて90%を超えています。スマートフォンのアプリケーションにAIを搭載することで観光においても需要は高まっています。
個人のインターネット利用者の割合の推移
(出典)総務省「通信利用動向調査」
観光系のアプリケーションでAIがガイドしてくれるシステムは、実はもうすでに登場しているんです。旅の予算から行先、飛行機や宿泊先などをAIが考えて提案してくれるシステムや、旅行の計画を立ててくれるAIを使ったサービスも実装されていました。
どんなサービスがあるか
観光業のAI活用の特徴が分かったら次は、実際にどんなサービスがあるのかを探ってみましょう。
AI観光アプリ「Deaps」が注目を集めるも…
「AI丸投げツアー」で一躍注目を集めたアプリがあります。その名も「Deaps」です。旅行記録アプリとして2018年に10万ユーザーを獲得するも、2019年4月にサービスが終了してしまいました。
2019年流行予想ランキングにも名を連ねていた「AI丸投げツアー」でしたが、これに代わるサービスは、出てくるのでしょうか。見ものです。
[blogcard url=”https://www.deaps.com/”]「atta」アッタ
AIとビックデータを駆使した新しい旅行サービスです。旅の予算や人数、目的などを随時入力することで、AIが、あなたに合った旅行先、飛行機、宿を提案してくれるます。
情報提供元がるるぶなので、信頼性も厚いです。
[blogcard url=”https://atta.ai/ja/”]トリップAIコンシェルジュ
こちらはリクルートが打ち出すサービスなのですが、トリップAIコンシェルジュとは何なのかというと
カスタマーの質問に宿・ホテルに代わって答えるちょっと賢い人工知能コンシェルジュ
のことです。これだけでは、何となくしかわかりませんね。もう少し深堀してみましょう。
「自動で」「いつでも」「すぐ返答」
簡単な質問を中心によくある質問に回答するAIです。回答方法は主に3パターンで1.そのまま回答する2.質問の趣旨をAIが判定し数個質問の候補を提案する3.AIでわからない場合に電話を案内する
この3パターンの回答方法でAIチャットボットが利用者に対応するサービスです。また、AIなので、質問のデータ統計などからどんどんと学習を重ね賢くなっていくところも魅力的です。
[blogcard url=”https://wwws.jalan.net/bs/tai/doc/lp/”]JAPAN Trip Navigator
JAPAN Trip NavigatorはJTBグループがサービスを提供している訪日外国人向けの旅行ガイドアプリです。
このアプリケーションには、①観光モデル提供機能②観光スポット情報提供機能③プラン編集機能④アシスタント機能⑤チャット機能の主に5つの機能が搭載されているようです。
[blogcard url=”https://www.jtb.co.jp/inbound/appli/index.asp”]AIさくらさん
AIさくらさんとは、音声会話による接客、多言語での対応など様々なことができるティファナドットコムが自社開発した人工知能接客システムです。
つまり、お手伝いをしてくれるAIです。利用用途は多岐にわたり、数多くの業界で活躍が期待されています。東京のいくつかの駅や空港などに試験的に設置されていたようなので、見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
観光業では、羽田空港に設置され、四ヶ国語を駆使し、インフォメーション業務を担当するなどの実績が、AIさくらさんのHPに記載されています。
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