日本には、職人文化が強く根付いていいるためか、一生一職と考えている方が多く存在します。しかしながら、時代は変わりゆくものです。厳格であった公務員の副業禁止もなくなります。何故なのでしょうか。パラレルワークという新たな働き方はご存知じでしょうか?今回は時代背景と共にパラレルワークについて解説していきます。
パラレルワークって?
パラレルワークのパラレルとは英語で直訳すると平行という意味です。パラレルワールドという言葉は世間によく浸透しているといるでしょう。平行世界のことです。この世界には同時に複数の平行世界が存在しているなんて言われています。今回はそこまで、関連性はありませんがパラレルとは同時に複数というニュアンスが大事です。
パラレルワークとパラレルワーカーの存在
パラレルワークとは、複数の事業を同時に行っていく働き方つまりは「本業と同等のビジネスを複数持ち、収入源を分散させる働き方」と定義できます。
パラレルワークという言葉は、いわば日本語に表すと「複業」です。また、パラレルキャリアという呼び方もあります。意味は一緒です。
パラレルワーカーの存在意義
パラレルワークが浸透していない日本では特に、就活をして、その企業に一生勤めあげ、企業に身を捧げる風習が他国に比べ強くあります。
一度就職に失敗したらお先真っ暗と考える方も多く、最悪、ストレスから命を落としてしまう方もいます。この考え方だと、ミスマッチな企業に就職してしまったらもともこもないですよね。
大切なのは、社会貢献のためにただ働くのではなく、「一度きりの人生をどう生きたいか」だと思います。
パラレルワークはその可能性を広げることができるのです。
近年注目され始めている
今や日本政府は一億総クリエイター時代を唱っています。時代と共に科学技術、テクノロジーが発達したことにより、今まではできなかったことが、個人でもできるようになったことが要因だと考えられます。
例えば、物販事例です。
使わなくなった〇〇ブランドの限定ポーチを高く売りたいと思っているOLのアイさんが沖縄にいます。
そして○○ブランドの限定ポーチを金欠で買いそびれてしまったネル君がいます。
インターネットが発達する前では、到底彼らはマッチングしようもなかったでしょう。
しかし、テクノロジーが発達した今では、フリマアプリを用いて簡単に出品して、簡単に探して購入することができます。この二人の需要と供給をつなげたのはテクノロジーの発展があってこそのものです。
今現在日本は、深刻な人手不足の問題を抱えています。その点、パラレルワークは、ネコの手も借りたい人にその手を貸すことに特化しているのです。
パラレルワークの存在価値は十分にあり、時代の発展と共に生まれた新しい働き方なのです。
複業と副業の異なる点
「複業」と「副業」では、同じ読みでも意味は異なります。
複業は複数の事業を同等に近い質で展開することで、一方副業とは本業の+α要素での働き方を意味する傾向が強いです。つまり、両社は取り組みの熱量が違うのです。
パラレルワークをする理由はお金ではない
パラレルワークの真価は、「自己実現」にあります。今の時代は、正しい努力を積んでいけば、嫌じゃないことで、生活することは不可能ではありません。パラレルワークはワークアズライフの考え方に精通していて、一度きりの人生をどう生きていきたいかを考え、体現していくことにあります。
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パラレルワークのメリット・デメリット
パラレルワークのメリット・デメリットはどのようなものがあるでしょうか。
メリット
相乗効果
パラレルワークをすることで、スキルを倍増させることができます
堀江貴文氏の書籍で何度かこの話を見かけたことがあります。一つのことを一万時間やれば100に一人の逸材になれる。そして、一万時間取り組むことを二つにすれば100×100=10000人に一人の逸材になっていくと。
つまりはn=事業数として事業を複数持つことで100のn乗人に一人の逸材ということになります。
この考え方は一概に適用されるわけではありませんが、相乗効果が得られることは間違えないでしょう。
コミュニティーが倍増
手がける仕事が増えることで、その業界ごとに知り合いが増えていき、幅広い人材に出会える人が増えるチャンスがあります。一つの仕事をしているだけでは到底出会えなかったであろう方に出会えたりするもこともあります。
運命の出会いがあるかもしれません。
複数の収入源で精神安定
パラレルワークをすることによって、複数収入源を獲得できるとこは大きなメリットです。
もし、急にリストラにあったり、一つの事業がだめになったとしても、ほかの柱が機能している限り生活していくことは可能です。一本柱より、複数本柱がある方が、安定的で建物=生活も簡単には崩れません。
デメリット
基本ソロプレイヤー
パラレルワークは個人で行うことが基本となるため、会社に属するのとは違い、相談相手やフィードバックをしてくれる人が傍にいません。しかし、コニュニティーを築くことで、改善できる部分は多いでしょう。
税金対策
これは個人事業主にも言えることですが、確定申告等は会社従業員とは違い企業が勝手に行ってくれたりはしません。自分でやることが多くなるでしょう。
対策としては、ある程度お金が稼げるようになったら税理士等に外注して、自分は自分できることに専念した方がかえって効率が良かったりします。
全てが副業どまりになってしまっては、食べていけない
もちろんパラレルワーカーといえども、すべての事業が雀の涙ほどの収益しか得られないのであれば、いくら収入源が複数あろうと、暮らしていけなくなる可能性はあります。
対策としては、事業が軌道に乗るまでは会社に所属し、安定が見込めるようになってから初めて会社を辞めるなり、パラレルワークに適した企業に転職することです。加えて、収入を自動化するシステムを先に構築することで、ベーシックインカム的要素が見込めます。もちろん頓挫することもありますが(笑)
パラレルワーク実践編
パラレルワークを始める上で、ステップを踏んでいくことは成功への近道です。いきなりやってうまくいくほど甘くはありません。
パラレルワークを始めるファーストステップ
まずは、無料で売ってみる
始めるにあったって、出だしから、本格的に事業を形作ることはよっぽど優れた才能を持つ人でもなかなかできることではありません。
まずは、自分が持つスキルや価値を形にするために、無料で貢献してみることからスタートすると良いでしょう。無料であったとしても、得られる利益は大きいです。
その得られる利益とは、自分のスキルの市場価値がどこに位置しているか明確にすることができます。
いくら無料であっても、誰でも苦労することなくできてしまうことであれば、無料であろうとサービスを申し込む手間を天秤にかけたときに負ける可能性が出てきます。展開しようと考えるサービスの価値に需要があるかどうかを確認することができるのです。
PCDAを確認する
パラレルワーク目指すワーカーがサービスの価値を見極める上でPDCAを用いることはとても重要です。
PDCAとはP【plan】計画D【do】実行C【check】評価A【act】改善のことです。
事業を手掛けるうえで、売れるかどうかもわからず突っ走ると上手くいかないことが多いと言われています。
市場に需要があるかどうかを見極めるために、まず、軽く出してテストして動向を見ることで、失敗するリスクを軽減できるのです。PDCAサイクルを用いて徐々に事業をアップデートしていくことは、パラレルワークを成功させる上でやっておいて損はないでしょう。
パラレルワークの事例
パラレルワークの共通点はインターネットを用いることです。
アフィリエイト
自分のサイトに広告を貼ってクリックなり、登録なりで収益を得る職です。ブロガーやYoutuberに多いです。
エンジニア業
企業からの外注をうけ、プログラミングを請け負って収入を得ます。将来性も需要も多いです。クラウドソーシングサイトで仕事を得ることが基本です。
ライター業
大きなWebメディアサイトで記事を書くお仕事です。信頼を得ると記事単価が上がっていきます。現在結構需要があります。また、ライターから構成担当、ディレクターと昇進していくこともできます。
デザイナー業
Webデザインやバナー作成ECサイトの画像加工のお仕事が多いです。PhotoshopやIllstratorを用いて制作を手掛けることが基本です。また、最近では動画編集の需要も高まってきています。
ベビーシッター、家事代行
その名とおり、ベビーシッターや家事代行を行うお仕事です。インターネットで簡単に頼めるサービスができ、こちらも需要はあると思います。
物販、転売
自身の通販サイトやヤフオクやフリマアプリで物品を売って収益を得ます。インターネットビジネス初心者は不用品転売から始めることが人気です。
コンサル業
ある分野のノウハウをもとに、企業や個人の問題解決策を示して発展を助けるお仕事です。経験と業界知識、経営知識が必要です。
投資
投資には主に株やFXの2種類があります。株は企業、FXは通貨に投資をします。FXは特にハイリスクハイリターンです。強靭なメンタルと自信がある人向けです。加えて最近Twitterで大学生を中心にフォローが飛んできて迷惑なネットビジネス勧誘が多いバイナリオプションですが、バイナリオプション自体に罪はないと思います。二者択一の上がるか下がるかを予測して勝敗で収益を得ます。レバリッジがなく、投資額以上に損がないため、FXに比べると低リスクです。投資は生半可な気持ちでやると痛い目をみます。
パラレルワークのおすすめ
おすすめ1アフィリエイト
アフィリエイトはパラレルワーカーの大部分が手を付けていると思われます。最初の数年はほぼ無収入の可能性はかなり高いため、趣味の一環として長い目で見てやり続けましょう。そして最初は儲からないので諦める人が続出します。簡単ではありませんが、システムをしっかり勉強してやり続ければ形になる日は来るはずです。自分が働いていなくても、自分のサイトが代わりに24時間365日働いてくれるのはとても魅力的です。
おすすめ2セドリ
セドリは上記にある転売のことです。安く仕入れて高く売るため、やることが明確で成果も目に見えやすいです。
不用品転売でコツを掴んでいくことは、ネットで稼ぐ良い契機になります。デメリットとしては、費用対効果が小さいことです。知識がついてくるとプレミアがつく動向を察知でき、大きな利益を出せるかもしれませんが、なかなか難しいものです。加えて、玄関が商品で溢れるセドラーさんは多いようです。広い倉庫をお持ちの方は強いかもしれませんね。
終わりに
今回はパラレルワークについて解説しました。知識は身についたでしょうか?
働き方には向き不向きがあります。個人で淡々と作業したい人もいれば、集団に身をおいてコミュニケーションを取りながら働きたい人もいます。淡々と事務作業をこなし、帰ったら好きなテレビや趣味に没頭することに生きがいを感じる方にとっては、パラレルワーク不向きかもしれません。自分にあったライフワークを送ることが一番大切です。
世の中はビジネスで回っています。ビジネスを知ることで、自分の真価を発揮できる仕事に出会える可能性が高まります。そして、パラレルワークはそのビジネスを複数行うことで、スキルを掛け合わせ、自分の価値を高めていくことができる、新時代の素晴らしい働き方だと私は思います。パラレルワークを知りたい方、及び何になりたいかわからない方、並びにやりたいことがいくつもあって悩んでいる方のきっかけになれたら幸いです。
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