知って得する【整理術】仕事・生活で生かす「情報・思考編」

「知って得する整理術」第二部です。

仕事・空間編をまだご覧になっていない方はこちら↓

知って得する【整理術】仕事・生活で生かす「仕事・空間編」

整理は、物を定位置を定めて、きれいにしまうなり、並べる事ですが、それは、触れるものに限られているわけではなく、目に見えないものにも整理が必要なモノがあります。それは情報や思考のことです。今回は前回の仕事・空間編に続いて情報・思考編の整理術を解説します。

なお、当記事は、佐藤可士和さんが書かれた「佐藤可士和の超整理術」をもとに作成させていただきました。アートディレクターの視点から書かれている側面が強いため、クライアントに対しての情報の整理の仕方がベースになっています。その中から実際に生活に落とし込める解釈を私自身の視点で考え、編集を加えている記事となっております。

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佐藤可士和”]

情報の整理

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

情報の整理には、視点の導入・ビジョン・イメージの建築がキーワードとなります。

視点の導入

「情報」の整理には、「独自の視点の導入する必要がある」と著者は言っています。

情報に視点を持ち込むことで、問題の本質に迫ることができます。そして、視点の導入の最終目標としてビジョンを導き出す事があるのです。

情報の整理とは、視点を導入して問題の本質に迫ることで、真の問題解決を行うためのもの。

まず最初に視点を導入することから情報の整理が始まります。

ビジョン、情報のあるべき姿を見つけ出す方法の一つとして整理術があり、そのビジョンを探るためには「視点」を持ち込むことが必要になるのです。

また、プライオリティをつける為にも視点は必要なります。物事を多方向から見ると矛盾が生じます。視点を持ち込むことで矛盾を防ぎ、優先度がはっきりして見えてきます。

アイネル
アイネル

つまり視点を持つことで、優柔不断状態化からの脱出が図れると私は解釈しました。

情報を整理するには、まず視点を導入することからはじまるのです。

ビジョンを見つける

視点を導入し、見つけ出すビジョンとは、あるべき姿のことです。つまり最大のパフォーマンスが発揮された理想の状態のことです。

現状の問題を取り除けば、到達しうるゴールであり、登るべき山とも表現されています。

イメージを建築し家を建てるのに1番重要なものがビジョンです。

イメージを建築

情報を整理するには、視点を導入し、最大限のパフォーマンスを発揮された理想の状態に向けて要素を組み立てていく必要があります。

情報要素を組み立てることを建築に置き換えると、建物は柱や梁の構造体と壁やタイル床とかの内装体で成り立たちます。

  • 構造とは、情報を、整理してくみ上げたコンセプト
  • 内装とは、アーティスティックな表現(=デザイン)

このようにイメージを建築する際、構造と内装の種類に大別されます。

どさっと並列した情報を吟味して骨組みして行くことが、最大の関門

どうやって組み立てていけばいいのかを指示してくれるのが、先ほどから何度か登場しているビジョンの存在です。ビジョンに向け現状の問題を解決してイメージを建築し、それによってできた家こそが、今回求めてきた情報が整理された状態でとなります。

情報の整理のポイント

どのぐらいの頻度で使うか、今すぐ必要か情報の整理は難しいものです。そして何より情報の整理をする上で、重要なものは、やはり一番最初にあった視点の導入です。

自分なりの視点を見つけるためには、引いて見つめることが大切であり、本質的な問題のあり方に気づくためには、客観的視点を持つことが最も重要です。ビジョンにつながる視点を見つけるためには、多角から見ることが大切であると本書では述べられています。

同一視点から見ていては導き出せないため、自分の視点を捨てて、行き詰まった時はフレキシブルにとにかく視点を変えてみることが重要です。

思考の整理

自分の考えを整理して、精度を上げることで、1番大事なことをブレずに、明確に伝えることが出来るようになることは、多くの人が望むことでしょう。ブレない状態を作るために思考の整理はとても重要な働きをしてくれます。

思考は目に見えないため整理することが難しいものです。

考えのベースをしっかり掴む

  • 思考の情報化
  • 情報を見える化
  • 情報を並べる

この手順で思考を整理していくと著者は示しています。思考を整理する上で、自分のベースとなるものを掴む一つの方法として、より深くwhy(なぜ)の追求をしていくことで、自分考えの軸にたどり着くことができます。ほかにも見つけ方は様々です。

思考を言語化、情報化

  • キーワード羅列
  • 視点となる軸を探す
  • 言葉に置き換えること

思考を言語化することでより整理しやすくなります。まずは、パーツを広げまとめながら軸を割くり見つけ出します。

仮説を立ててぶつけてみる

  • 「それってこういうこと?」
  • なんか違ったらまた整理
  • もう一度言葉にする

対人で思考を整理する場合、口にしにくいことをあえてぶつけて見ることで問題の本質が浮び上がると著者は言っています。結局上辺だけで考えていても矛盾が生じたり、本当の目的が達成できない状況が作り出されてしまいます。本質に迫る行為は時に怖いこともありますが必要なことです。

思考の整理のポイント

  • 揺るがない考えの軸を見つけ出す
  • 思考の言語化する
  • 仮説をぶつける
  • 矛盾があったら仮説をたてなおしてまたぶつける

上記がポイントとなります。思考を整理しようとすると、何がなんだかわからなくなってしまうことがよくあると思います。そんなときは、まずは考えの軸を見つけ、情報化し仮説をぶつけて余計な情報をそぎ落としてシンプルに追及していくこで思考はすっきりします。

あるべき姿を目指して整理するという前提が何よりも大切

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終わりに

情報整理は視点の導入、思考整理は思考の情報化ここがキーワードです。

情報や思考の整理はあるべき姿に近づく目的のもと整理を行います。

この記事をきっかけに情報と思考の整理に役立つと幸いです。

アイネル
アイネル

今回は下記本をベースに日常に落とし込むために加工する作業に少々手こずりました(笑)

よくわからなかったらすみません!是非下記本を読んでみてください!

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佐藤可士和”]

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